ゆんのイタリア美味しいものブログ

ゆんがオススメするイタリアの美味しいお店を紹介します

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イタリアで伝統的なトスカーナ料理を食べたくなったら【Le Fonticine】へ行こう!

こんにちは、ゆんです!

皆さんは「トスカーナ料理」を聞いたことがありますか?
トスカーナ料理はイタリア中央部(トスカーナ地方)で生まれたグルメの事で、シンプルかつ大胆な調理法や味付けが特徴です。クロスティーニやリボッリータなどの有名な料理も多々ありますよね!

「せっかくイタリアに来たのなら、出来るだけ沢山のトスカーナ料理も食べておきたい!」と思いませんか?今回はそんな貴方にぴったりのお店【Ristorante Le Fonticine】(以下、【Le Fonticine】)をご紹介したいと思います!

このお店はフィレンツェ中央市場(Mercato Centrale Firenze)のすぐ近くで人通りの多い場所に位置しています。そのせいか店内はいつもお客さんでいっぱいで、入店するのも一苦労です。予約をするか開店してすぐに行くのがオススメです。

ちなみに店内のお客さんは、見たところ観光客と地元の人が半分ずつくらいでした。地元の人が多く来ているお店だと味にかなり期待ができると思いませんか?^^

では早速、お店のメニューをお伝えします!

【Le Fonticine】ではトスカーナ料理のフルコースを堪能できる!

このお店で食べるべきは当然トスカーナ料理なんですが、前菜からドルチェまで全部トスカーナ料理で占めたいと思う方には、単品での注文がおススメです!

下記に私のトスカーナ堪能コースを考えてまとめてみました^^

前菜:クロスティーニ
【Le Fonticine】では軽く焼いたトスカーナパン(パサパサしたパン)にアンチョビをのせて食べます。

焼いたフランスパンにパテを塗ったものをイメージすると想像しやすいかもしれませんね。「絶品!」というわけではないので、小食な方はパスしてもOK!トスカーナ料理なら何でも食べてみたいという方は是非お試しを^^

第一の皿①:リボッリータ
まさにトスカーナ料理といった豆料理です。白インゲンや玉ねぎ、キャベツなどの野菜と煮込んだもので、ミネストローネに近いですが、味はかなり質素なポトフの様です。

見た目も決して華やかではないのですが、何故か時々ふと食べたくなる優しい味がしますよ!

第一の皿②:パッパルデッレのパスタ
パッパルデッレは平たく幅広い麺で、フィットチーネに似ていますがとにかく横幅が広いです。

【Le Fonticine】ではイノシシ肉の濃い目なソースで出てきます。幅広の麺は想像以上に食べづらいので、洋服に飛ばない様に細心のご注意を(笑)

第二の皿:ビステッカ
言わずと知れた超有名料理で、フィレンツェではこれを食べたいと心に決めている人も多いのでは?^^

【Le Fonticine】では、巨大な牛肉をグリルで焼いているところを生で見られます!焼き方も豪快ですが、テーブルの横でカットしてもらう様子が大迫力でオススメですよ!

デザート:カントゥッチ
アーモンドが入った固いビスケットです。トスカーナ地方ではカントゥッチと言いますが、他の地域ではビスコッティと呼ばれます。

正直、ここまで頼むまでにお腹がいっぱいになるので、私はいつもカントゥッチまで手が出ないのですが(笑)このお菓子もイタリアでは有名なスイーツなので、ぜひぜひ食べてみてください!


超大胆なラヴィオリもご賞味あれ

トスカーナ料理というわけではないのですが、【Le Fonticine】で一番人気のパスタはトルテッリーニだそうです。

トルテッリーニと言えばころんと丸まったミニ餃子的なパスタを想像しますが、このお店では真四角の肉詰め(ラヴィオリ)が出てきます。ラヴィオリを餃子に例えるなら四角い皮を2枚用意して、その間にお肉を詰めて貼り合わせたような感じです。

【Le Fonticine】では手の平大の巨大なラヴィオリが4つお皿に並び、その上からトリュフのクリームソースがたっぷりとかかっています!その盛り付けがなんとも豪快です!

ラヴィオリの中身は一般的によく見かけるほうれん草とリコッタチーズのフィリングですが、ギリギリまで具材が詰まっているのはこのお店ならではの特徴かもしれませんね。


まとめ

イタリアには味や盛り付けが繊細な料理も多いですが、ビステッカやリボッリータに代表される豪快なトスカーナ料理もあります。

パスタなどとはまた違ったシンプルで洗練された味で、ふと思い出しては食べたくなってしまう味なんですよ!

【Le Fonticine】には高クオリティのトスカーナ料理が揃っているのでとってもオススメですが、どの料理もボリューミーなので注文しすぎて食べ切れない事のないようにご注意を!

色んな種類を食べたいなら最低3人以上で来店するのがベターですよ^^


それでは最後にお店の情報を載せておきます▽
皆さんの参考になれば、幸いです^^

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Ristorante Le Fonticine
https://www.lefonticine.com
Via Nazionale 79/r, 50123, Florence, Italy

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生パスタ作りを見ながら食事ができるお店【Yellow Bar】のもちもちパスタが絶品!

こんにちは、ゆんです!

今回は、フィレンツェにある【Yellow Bar】というイタリア料理のお店をご紹介します。このお店では、なんとパスタ作りを見ることができるんですよ!

なお、店名にはBarとついていますが、お店の入り口に『PIZZERIA』『RISTORANTE』と書かれているようにいたって普通のレストランですのでお酒が飲めない方もご安心ください。

【Yellow Bar】は大きなガラス窓のついたお店で、通りからも店内の様子が分かりやすいです。観光客のためなのかホテル併設のレストランではこういう造りのお店が多いのですが、事前に雰囲気が分かって入店しやすいというのは意外と大事なポイントですよね!


オススメ料理

品数が多くピザやビスティッカなどの名物ももちろん扱っていますが、このお店でオススメしたいのはやっぱりパスタ!!

打ち立てのもちもち麺が本当に驚くほど美味しいんです。フィレンツェの中ではここのパスタが一番のお気に入りかもしれません。

パスタを味わうなら一押しは二色パスタのトマトクリームソースです!黄色と緑のフィットチーネで作られたオーソドックスなトマト系パスタです。もちもち食感が本当に本当に美味しいですよ!!

また、具材たっぷりで見た目の華やかさが欲しい方には漁師風パスタがオススメです。アサリやアムール貝などの海鮮が贅沢に使われたオリーブ系パスタですが、お皿の代わりに銀のお鍋で提供されるので見た目もインパクトがあり食べ応えがあります。


このお店のいいところ

【Yellow Bar】をオススメする理由は、何と言ってもパスタ作りを間近で見ることができるからです!

ただし、30〜40人は収容できそうなやや広めの店内で、席からパスタ作りが見られるのは店の一番奥にある2〜3テーブルだけです。

運良くその席に座れると、カウンター越しにシェフのリズミカルな麺作りを見ながら食事をする事ができます。それ以外の席なら、店の中央に設置されているテレビでイタリアの番組を観ることができますよ(笑)

私が初めてこのお店に行った時には、幸運にも厨房の横の席に案内してもらえたので、ニョッキやフィットチーネなどのパスタ作りを生で見る事ができました。

さすがプロの手さばきは圧巻で、あっという間にパスタが成形されていきます。特にニョッキを作っている時が面白かったですね!

数人のシェフが真剣そうにパスタを作っているのですが、ふと目が合うとニコッと微笑みかけてくれて胸がキューンとなってしまいました(笑)このお店の魅力にすっかり心を取られてしまいました!

さいごに

いかがでしたでしょうか。

立地もお値段も若干観光客向けな気はしますが、なかなかお目にかかることの出来ないパスタ作りを見られるので満足感はあると思います。

店内が広いので、日中の時間帯でも比較的入店しやすいのも嬉しいポイントです。アクセスしやすいお店なので、食べる物に迷ったらぜひ立ち寄ってみてください^^

最後にお店の情報を載せておきます!
参考になれば幸いです^^

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イタリアのB級グルメが気になったら【Gusta Trippa】のモツ煮バーガーを召し上がれ

こんにちは、ゆんです!

近頃は日本も肌寒い日が多くなりましたね。
先週我が家では冬の定番「(モツ)鍋」を作りました。

モツ鍋と言えばこってり系の豚骨スープが私は一番好きなんですが、皆さんはどうでしょうか?

さて、モツと言えば実はイタリアにもモツ料理のお店があるんです。今回はとっておきのモツ煮バーガーを作るお店【Gusta Trippa】をご紹介します!


モツ煮はフィレンツェの伝統料理

【Gusta Trippa】という店名を訳すと「モツ煮込みの味」です。文字通り牛モツをメインとしたバーガーやパニーノを提供してくれます!

お店の外観はこのような感じです▽
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店内にはカウンター席が5席程度あるだけなので、サクッと食べて帰るファーストフードなお店ですね。もちろんテイクアウトもできます。

さて、お店の入り口にはモツ煮バーガーのイラストと一緒に「LAMPREDOTTO」と書かれていますよね。

lampredotto(ランプレドット)とはイタリア・フィレンツェの伝統料理の一つで、ギアラ(牛の第4の胃)を煮込んだものです。

lampredottoは薄くスライスされた牛肉で、さっぱりして噛み切りやすいのが特徴のモツ煮込み料理です。私は最初にこれを食べた時、「モツと言うよりお肉っぽいな〜」と思いました。

モツの味や食感が苦手な方でも、お肉好きならきっと気にいってもらえると思います!


ちなみに、trippa(トリッパ)はハチノス(牛の第2の胃)を煮込んだもので、こちらもイタリアではよく食べられる料理です。

trippaは分厚い鳥皮のようにブニョブニョとしてなかなか噛み切れないのですが、噛めば噛むほどモツ煮の旨味が感じられて最高に美味しいです!

いずれもトマトやバジルで煮込む作り方が一般的なのですが、味はなぜかダシ醤油で煮詰めたように感じてしまうのは私だけでしょうか?いずれにせよ日本人好みの味付けだと思います。


4.5ユーロの選べるバーガー/パニーノ

店の入口では2つの大鍋でグツグツとモツが煮込まれており、食欲をそそる匂いに思わず足を止めてしまうに違いありません。

いくつかのモツ煮から1つを選ぶことができますが、ショーケース越しにモツ煮を見る事が出来るので、自分の好きそうなものをチョイスしましょう!

バーガーバンズの大きさは日本よりも一回り大きく、中身のモツ煮は溢れんばかりにたっぷりと入っています。
普通に食べると、最後はモツだけ残ってしまうくらいです。

このボリュームで1つ4.5ユーロと、お財布にも優しいところが嬉しいポイントの一つですね!なお、支払いは現金のみでカードは使えません。

また、店内ではバーガーと同じ価格でパニーノも売られています。パンや具材が様々なパニーノが15種類ほど並んでありますので、一番美味しそうなものを選んでみてくださいね。

さいごに

いかがでしたでしょうか?

【Gusta Trippa】はフィレンツェ中央街に位置しますが、周辺の道が入り組んでいるせいか案外知られていないようで通りを歩く人自体まばらです。

すぐ近くには一大名所サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂があって大勢の人が居るんですけどね。

ジェラートの名店やイタリア菓子が揃う人気のお土産屋さんもありますので、街並みを散策しながらお店を目指すのもオススメです。

それでは、最後にお店の情報を載せておきます!
参考になれば幸いです^^

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Gusta Trippa
http://www.gustatrippa.com
Via Sant'Elisabetta 7r, 50122, Florence, Italy

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ローマのカルボナーラ対決!発祥の店【La Carbonara】vsアレンジされたお店

こんにちは、ゆんです!

前々回の記事で、地元民に愛される家庭的カルボナーラが食べられるお店を紹介しました。

しかし、せっかくローマに行くならカルボナーラ発祥のお店で食事をしたい!と思う方も多いかと思います。

そこで、今回はカルボナーラ発祥のお店とオススメのお店について書きたいと思います。


カルボナーラ発祥のお店は実は2つ存在する

カルボナーラの発祥はローマにある【La Carbonara】というお店だと言われています。

しかし、ローマには【La Carbonara】という全く同じ名前の2つのお店が存在するんです!

一つはカンポデフィオーリ広場に面するお店で、もう一つはパニスペルナ通り沿いのお店です。


どちらが発祥の店なのかという話はどこにも明示されておらず、はっきりとは分からないのですが、日本のガイドブックにはカンポデフィオーリのお店が発祥とするものが比較的多いように感じます。

ただし、各公式HPによるとカンポデフィオーリの店は1912年創業、パニスペルナの店は1906年創業となっており、創業開始はパニスペルナの方が少し早いようです。

ちなみに、各公式HP上にはいずれも同じような内容でカルボナーラが生まれた経緯について記載がありますが、どちらのお店も「うちが発祥ですよ!」とは明言していません。

それでは、それぞれのお店について簡単にご紹介します。


カンポデフィオーリの【La Carbonara】

お店の表に大きく書かれた「LA CARBONARA」の文字が目印のお店です。

日本のガイドブックなどでもよく紹介されるためか、日本人のお客さんがとても多い気がします。

暗めのトーンでまとめられた店内は少し重たい雰囲気もありますが、連日人で賑わっているので気にはなりません。

アルデンテに茹でられた太めのパスタは歯ごたえがあり、卵とチーズによく合います。さすが炭鉱夫向けに作られたのが始まりだけあって、「大胆」「豪快」という言葉がぴったりな一品ですね!

肝心のお味は塩気が強め。特にパンチェッタ(カリカリに焼かれた豚バラ肉)が塩辛く、パスタ全体をしょっぱいと感じる人もいるかもしれません。
ちなみに、私はこのシンプルな味が結構好きです。

開店時刻には既に行列ができているので、予約なしでの入店は難しいかもしれません。
電話で予約が入れられます▷(010)+39 06 68 64 783

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La Carbonara
https://www.ristorantelacarbonara.it
Piazza Campo De Fiori, 23, 00186 Roma


パニスペルナの【La Carbonara】

「HOSTARIA LA CARBONARA」と書かれた看板が目印のお店です。

こぢんまりした店内には、壁の至る所に来店者のサインが書かれており、なんと天井にもサインがあるほど!

お店の雰囲気だけで言うと、個人的にはパニスペルナの【La Carbonara】の方が老舗っぽくて好きですね。

量や麺の硬さはカンポデフィオーリのお店と大差はありませんが、味はパニスペルナの方がやや卵の味が強く濃厚な気がします。ただし、塩気が強いのはカンポデフィオーリのお店と同じです。

また、リガトーニ(ペンネのような筒状のパスタ)でカルボナーラも食べる事ができます。

こちらも開店前から行列のできるお店なので、気になる場合は予約がオススメです!なお、こちらのお店はグルヤクからネットで予約ができます▽
【イタリア】ラ カルボナーラ|海外レストラン予約グルヤク

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La Carbonara
https://www.lacarbonara.it
Via Panisperna 214, 00184 Roma


カンポデフィオーリ広場に面する【Numbs】のカルボナーラがおすすめ!

さて、ここからは私がローマで一番好きなカルボナーラを出すお店をご紹介します。

タイトルの通りですが、ローマにある【Numbs Bar & Restaurant】(以下、【Numbs】)というイタリアンです。名前にBarと付いていますが、普通のレストランなのでお酒目的でない方もご安心くださいね!

このお店はカンポデフィオーリ広場に面していて、実は【La Carbonara】の2件隣にあります。

お天気の日はテラス席が出てきますが、夜なら目の前にある噴水がライトアップされてムーディーですよ!

さて、本命【Numbs】のカルボナーラがこちら▽

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ここのカルボナーラは、カリカリのパンチェッタも含めてパスタ全体の塩加減が絶妙です!【La Carbonara】のように塩気が強くないので飽きずに最後までペロッと食べられます。

また、なんと言っても濃厚な鶏卵にたっぷりのチーズが相性抜群!!パスタ同士がくっつき過ぎてダマになる事もありません。

ナヴォーナ広場やカンポデフィオーリ広場へ観光に行く時は、ぜひ立ち寄ってみて下さい!オススメです。

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Numbs/Campo De Fiori
http://www.numbsrestaurant.com/numbs-campo-dei-fiori
Piazza Campo de Fiori, 29, 00186 Rome, Italy


さいごに

いかがでしたでしょうか?

食事するにあたり時々思う事ですが、「元祖の味=最上級」とは限りません。特に日本のカルボナーラは生クリームを入れたりして口当たりや味が日本人向けに改良されています。

そういったものに食べ慣れていると、必ずしも本場の味が一番美味しいとは感じない場合もあると思います。私の場合はカルボナーラがそんな料理の一つです。

もちろん【La Carbonara】の味も嫌いではないですし、美味しいとは思いますが、日本のカルボナーラと単純には比較できない気がします。

ローマでカルボナーラを食べる時は、そういう点も踏まえて発祥店の味を一度試してみるといいかもしれませんね。

圧倒的大パノラマ!【Ristorante da Costantino】の五感で楽しむイタリアン

こんにちは、ゆんです!

今回は秘蔵の絶景レストラン【Ristorante da Costantino】(以下、【da Costantino】)についてご紹介します。

このお店はアマルフィ海岸で有名なポジターノの町にあります。中心街から徒歩20分ほど山道を登った所にあり、大きな窓から見える景色がとても壮大です。

現地ホテルの受付でオススメのお店を尋ねた時に教わった場所ですが、割と距離があるため観光客が偶然お店を見つける機会はまずないと思います。

ポジターノ観光で時間に余裕のある方はぜひ足を伸ばしてみてください。


【da Costantino】は大自然を感じられるイタリアンレストラン

リゾート感溢れるお店の外観は、漆喰塗りの白壁やアーチ状の柱、玄関を飾るロートアイアン等が、いかにも地中海らしいといった様子です。

中に入ると天井の高い開放的な店内で、奥に進むと南東向きの壁一面に大きな窓がずらりと並んでいます。

入ってくる風が心地よく、何よりもその大きな窓から見える光景が最高です!アマルフィ海岸とポジターノの町を一望できますよ。

お店から見た景色がこちら▽
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うーん、素人の写真では感動がイマイチ伝わらないのが残念です>< 写真では浜辺側を写してますが、席によっては広い海の水平線を見られる場所もあります。

【da Costantino】の窓はとても大きいので、窓ぎわでなくとも景色を見る事はできますが、せっかくなら見晴らしの良い席に座りたいところ。

窓ぎわのテーブルは4〜5つしかなく、大パノラマを見ながら食事を楽しみたいなら、予約の際に窓ぎわ希望と伝えておく方がいいでしょう。


さっぱりめの海の幸パスタは、もちもち食感で食べ応え十分!

【da Costantino】で最もインパクトのあった料理は、海の幸のパスタです!

アサリやエビ、アムール貝などがたっぷりのった見た目も豪華な一品です。

トマトベースのパスタですが、濃厚トマトソースと言うよりはむしろスープパスタのようなさらさらしたタイプのソースで、後味がさっぱりしています。

また、【da Costantino】のフィットチーネはやや太めでもちもちした食感が特徴です。

大きなお皿に盛られて出てくるので一見量が少なめにも見えますが、食べてみると案外ガッツリ量があることに気付きます。


さいごに

いかがでしたでしょうか?

お話した通り、【da Costantino】の一番の魅力はその大きな窓から見える壮大な景色です!

高台に位置しているだけあって、空気がとても澄んでおり清々しいです。ゆったりとした時間を過ごせそうですね。

【da Costantino】はどの年代でも楽しめる味と雰囲気なので、家族旅行や友人との集まり、カップルや夫婦でのんびりランチ(ディナー)など、様々なシーンで利用できると思います。

リゾート地ポジターノに行く際は、ぜひお立ち寄りください!


さて、最後になりましたが、アクセスについて一点お伝えしておきます。
冒頭で中心地から徒歩20分とお伝えしましたが、実は車でも15分くらいかかります。(一方通行の兼ね合いです。)

タクシーを使ってもいいのですが、徒歩と車では所要時間があまり変わりませんので、ポジターノの自然や町並みを楽しみながらお店を目指すことをオススメします!

それではお店の情報を下記に載せておきます。
お役に立てると幸いです!

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Ristorante da Costantino
Via Corvo 107, 84017, Positano, Italy
http://www.dacostantino.net

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地元の人が通う店【Trattoria Dell'OMO】でイタリアらしい味と雰囲気を楽しむ

こんにちは、ゆんです!

今回はローマの家庭的レストラン【Trattoria Dell'OMO】(以下、【Dell'OMO】)をご紹介します。

ここはローマ・テルミニ駅から徒歩5分の好立地にも関わらず、観光客向けというよりは地元の人が多く来店する店です。

おばあちゃんとその息子さんで経営するアットホームなイタリアン料理店で、レストランよりも気軽に食事ができる食堂的な位置付けですね。

そのため、日本では経験し得ない<イタリアらしさ>を随所で感じる事ができます。
どのような点が<イタリアらしい>のか、早速お店をご紹介したいと思います!

【Dell'OMO】なら一番人気のカルボナーラが断然おすすめ!

カルボナーラはローマの伝統料理なんて言われる事がありますが、くしくもこのお店の一番人気もカルボナーラです。

いかにも濃厚そうなソースが絡んだやや太めのパスタに、これでもかというほどたっぷりの粉チーズがかかっています!

こちらがカルボナーラの写真です▽
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良く見かける日本のカルボナーラとは全然違うと思いませんか?
盛り付け方も大胆というか…細かい事は気にしないというイタリアらしさを感じるのは私だけでしょうか?笑

さらに、日本のカルボナーラのようにサラサラではなく、もったり粘り気があるのがイタリアン・カルボナーラの特徴です。

それはフォークでくるくると巻き取ると、ほとんどの麺がくっついてすくえてしまうのではないかと思えるほどです。

食べる時も、ちゅるちゅる吸うと言うよりは、あむっと一口ずつ食べるという表現が適切でしょう。


肝心のお味はと言うと...見た目通り「とにかく濃厚」と、その一言に尽きます!!鶏卵とチーズの味がしっかりついています。

細麺でなくもっちりとした太めのパスタが使われている事も関係しているかもしれません。
一皿食べ終わる頃には想像以上の満腹感がありますよ!


時間に余裕がある時にだけ行くべきお店です

私の考えるイタリアらしさとは、ざっくり言えば「細かい事は気にしない≒おおらか」「フレンドリー」というイメージです。

それが良い方向に働くこともあれば、(日本人の感覚で言うところの)悪い方向に働く事もあります。

【Dell'OMO】は時間に関して悪い意味でイタリアっぽいなと感じることがありますので、ここからは来店時の注意点をお伝えしておきますね。


まず冒頭に述べた通り、【Dell'OMO】は家族経営のお店です。
オーナーのおばあさんはかなり高齢のため、注文を取り配膳・会計などのホール業務は全て息子さんが担っています。

ところが、20席以上あるテーブルを全て息子さん一人で担当しているので、お店が混雑すると全く回らなくなるんです。

いつまで経っても注文した食事や飲み物が来ない・何度催促しても会計に来ないという状況が割と高い頻度で発生します。

私も食事が終わってから会計までに1時間待ったことがあります。(ほぼ満席状態でした。)
最後のデザートは頼まなきゃ良かったかな~なんて、ちょっぴり後悔しましたね(笑)


また、開店時間も不規則で、かなりの確率で営業時間通りにはスタートしません。本来は19時オープンなのですが、1時間以上経ってから開店することもあります。

だからと言ってあまり遅く行くと、今度は満席で入店できずに閉店してしまうという可能性があるので難しいです(^^;

私が初めてこのお店に行った時は、なかなかお店が開かずに徒歩3分のホテルに2回戻りました。

20分おきに様子を見に行き、三度目の正直で入店できた時はとっても嬉しかったです。そして、待った分だけご飯も美味しく感じましたよ!笑


まとめ

さて、いかがでしたでしょうか?

ヨーロッパ観光ともなれば、見て回る観光地も多く、一つの場所にそんなに時間はかけられない場合もあるでしょう。

記事を読んで「そんなのアリ?」とお店に行くことを躊躇する方もいるかもしれませんね。

確かにタイトなスケジュールで観光する方にはオススメできませんし、日本人の感覚では驚くような事も色々あるお店です。...が、それを考慮しても一度は食べてみる価値のあるパスタだと私は思います!

ローマにお越しの際は時間と心にゆとりをもって、<最高のカルボナーラ>と<イタリアらしさ>を体験してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、【Dell'OMO】ではイタリア語か簡単な英語しか通じません。
ただしオーナーはとても気さくで親しみやすい方なので、片言英語とジェスチャーだけでも十分コミュニケーションは取れますよ!

それでは最後にお店の情報を載せておきます。
皆さんのお役に立てれば幸いです!

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Trattoria Dell'OMO
http://www.trattoriadellomoroma.com
Via Vicenza, 18, Rome, Italy

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コスパ最強!【Ristorante Pizzeria Dolfin】で魚介パスタを堪能しよう!

こんにちは、ゆんです!

今回は、ベネチアにあるイタリアンレストラン【Ristorante Pizzeria Dolfin】(以下、【Pizzeria Dolfin】)についてご紹介します。

このお店はベネチアのサンタルチーア駅からサンマルコ広場の間くらいに位置しています。徒歩では駅から15分、広場から20分ほどかかるでしょうか。

ベネチアでは水上バスが主要な移動手段ですが、水上バスを利用する場合には恐らく店の前を通る事はありません。

たとえ徒歩で移動したとしても、細い路地が迷路のように入り組むベネチアの町では、意図してお店へ向かわない限り偶然お店を発見する可能性は低いと思います。

そういう理由もあるのか、【Pizzeria Dolfin】の料理は観光地ベネチアの中では格段にリーズナブルです!
もちろん味もとっても美味しいので、町歩きがてらお店を探してみてはいかがでしょうか。


【Pizzeria Dolfin】なら15ユーロからのランチセットがコスパ最強!

【Pizzeria Dolfin】に行くなら、ぜひオーダーしてほしいのがランチセット!とにかく安くてお得です!

イタリアの物価は東京と同じくらいと言われる事もありますが、外食に関して言えば東京価格よりも1〜2割高いように感じます。

とりわけ観光地のレストランは高いです。もちろんベネチアも例外ではありません。

例えば2人でランチをする時、パスタと飲み物を1品ずつとアラカルトを1品頼んだとすると恐らく50ユーロ前後かかると思います。

しかし、【Pizzeria Dolfin】のランチセットなら<パスタ><メイン料理(肉・魚)><付け合わせ>の3点セットを15〜16ユーロで食べられます。2人なら約30ユーロですね。

観光地でこの値段は激安です!!しかもボリューム満点で美味しい!

もちろん単品注文でもパスタが9ユーロからあり、飲み物とサービス料理を考慮しても20ユーロで満足な食事ができると思います。

ちなみに私は小食ではないはずですが、ランチセットは食べ切れません(笑)最初に出てくるパンと食前酒、パスタひと皿でお腹いっぱいになります^^;


単品注文なら魚介満載の『シーフードスパゲティ』が一押し

【Pizzeria Dolfin】のメニューには日本語版があります。

もしもコース料理は食べ切れないよ!という方は、是非『シーフードスパゲティ』を注文してみてください。

トマトソースのパスタに、エビやあさりやムール貝などの魚介がたっぷりのっています。その量たるや下のパスタが見えなくなるくらいで、実に豪快な一品です。

魚介がふんだんに使ってあるためか、ただのトマトソースよりも味に深みがあって私はとても気に入っています。その点ではここのボンゴレも絶品なんですよね〜。

また、魚介パスタといえば、時々貝や魚の生臭さを感じるものもありますが、【Pizzeria Dolfin】のそれは文句なしに美味しいです!


さいごに

お店の前は人通りが少ない路地ですが、気付くと店内は満員だったりします。

それもそのはず。入口に貼られたメニューが、思わず足を止めてしまうくらい魅力的なお値段なんです!

駅からも観光地からも離れた場所に位置するお店ですが、訪れる価値のあるレストランだと思います。オススメです。

ただし、お店はとても質素な外見で、すぐにはレストランだと気付かないかもしれません。飲食店らしい看板や軒先テントは何もありませんので、通り過ぎないように注意してくださいね。

窓ガラスに【Ristorante Dolfin Pizzeria】と書かれているので、目印にしてください。

それではお店の情報を下記に載せておきます。
参考になれば幸いです^^

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Ristorante Pizzeria Dolfin
Salizada San Pantalon Santa Croce 81, 30135 Venice, Italy

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予約必須!特別な日に使いたい【Il Nido Del Pettirosso】の創作イタリアンフレンチ

こんにちは、ゆんです!

今回は、知る人ぞ知るイタリア創作料理の名店【Il Nido Del Pettirosso】をご紹介します。

私は最初、知人の勧めでこのお店を知りました。
1度しか行った事がないのですが、絶対にまた行きたいお店として強烈に印象の残っているお店です。

行列ができる訳ではないのですが、店内は予約のお客さんでいつも満席らしく、店員さん曰く予約せずに食事をするのはかなり難しい状況だそうです。

ふらっと立ち寄って入店できたら超ラッキーなお店なので、この記事を見つけて事前にお店を知り得る貴方はちょっぴり幸運かもしれません^^

熱心なシェフの創作イタリアンフレンチを堪能せよ

【Il Nido Del Pettirosso】はよくあるイタリアンレストランとは違います。

メニューには一般的に想像されるピザやパスタのようなイタリアンはなく、シェフの創作料理が並んでいます。
長年に渡り料理に情熱をそそぎ続けるシェフ兼オーナーが、食材選びからこだわって作る料理の数々。(素敵なオーナーの話は後述します。)

私は夜のコースを予約しましたが、<前菜><第一の皿><第二の皿><デザート>という流れで、それぞれ4〜5種類のメニューの中から1つを選ぶというスタイルでした。

その中で特に感動したのが、<第一の皿>と<デザート>です。
2つの料理を簡単にご紹介します。


まず、第一の皿の『季節の野菜のニョッキ』。
ニョッキは団子状に丸めたパスタの事で、生地に野菜が練り込まれる事が多いです。
私が行った6月頃はカボチャが練り込まれており、鮮やかなオレンジ色をしたニョッキでした。
ソースとの色合いがきれいですよね!

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味はオリーブオイルをメインとした薄い塩味で、ニョッキからはほんのり甘みを感じます。
「こんなパスタもあるんだ!」と驚き、ワクワクしました。
イタリア語表記で『Gnocchi di verdura di stagione』
というメニューを探してみてください。


そして、デザートの『季節のムース ドライフルーツ添え』です。

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これがもう表現できないほど繊細なデザートで大変感動しました。
ムースは口に入れた瞬間ふわっと溶けて無くなり、まるで魔法のようです。
後には洋ナシのような上品な甘酸っぱさが残り、胸がキュンと締め付けられるような儚い気持ちになります。

こちらの絶品デザートは『mousse』というつづりを探してみてください。


なお、メニューは不定期に変わるらしく、上記でご紹介した料理がない可能性もありますので、参考程度にお考えください。

おもてなしにこだわった【Il Nido Del Pettirosso】のホスピタリティが天下一品!

【Il Nido Del Pettirosso】のオーナーは白髪のおじいさんです。
彼は愛と情熱を持った料理人でもあり、「もてなしの心」を非常に大切にされています。

私が来店した際、案内された席には予約者名が手書きされたお店の名刺が置いてありました。
予約席に自分の名前が、しかも手書きで用意してあると何だか嬉しくなりませんか?
こうしたもてなしは誰でもできる事ですが、手間がかかるためか日本でもあまり見かけませんよね。

そうした小さなsurpriseやhappyが、【Il Nido Del Pettirosso】にはたくさん散りばめてあります。

例えば、ワイン選びに迷った時はいくつかの質問の後に自分にピッタリの一品を選んでくれるだけでなく、グラスワインであってもテイスティングさせてくれます。

食材や料理について尋ねると、作り方のコツや食材探しの裏話まで何でも丁寧に教えてくれます。
日本では珍しい食材の話も聞けてとても興味深く、少し賢くなった気がして嬉しいですね。

オーナーはとにかくお客さんとの会話を大切にしている印象を受けました。
もちろんスタッフもお客さんの声を聞き、それぞれの要望に可能な限り応えようとしてくれます。


逆に英語とイタリア語のどちらも話せない場合は、コミュニケーションが難しく楽しさが半減するかもしれません。

メニュー表に書かれた説明も全て英語表記なので、料理選びには苦心するでしょうし、苦手な食材が出てくる可能性くらいは覚悟しておいた方がいいと思います。

まとめ

【Il Nido Del Pettirosso】は白を基調とした店内に、
たくさんのアンティークや絵画が所狭しと飾られています。可愛らしくも落ち着いた雰囲気のお店です。

各テーブルには白いクロスがかけられ、綺麗にセットされたグラスやカトラリーを見ると改まった気持ちになりますね。

オーナーやスタッフは皆とても気が利いて親切なので、記念日やお祝い事のシーンで利用するのにピッタリのお店です!
旅行最終日の思い出作りにもいいかもしれません。

特に英語かイタリア語が話せる方なら、最上級の食事を楽しめるはずです。

なお、冒頭に述べたように予約は必須です!
英語やイタリア語が話せない方は、トリップアドバイザーからネットでも予約ができます。

それでは最後に、お店の情報を載せておきます。
参考になれば幸いです!

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Il Nido Del Pettirosso
http://www.ilnidodelpettirossoroma.it
Via Palermo 89, 00184 Rome, Italy

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